導入:外壁塗装、できるだけ安くしたい!

「外壁塗装って高いけど、少しでも安くする方法はない?」 「コストを抑えながら、しっかりとした施工をしたい!」
そんな疑問をお持ちの方は多いと思います。
私は 一級塗装技能士 として、数多くの塗装工事を手掛けてきました。経験上、適切な方法を取れば、外壁塗装の費用を抑えることは十分可能です。
本記事では、コストを抑えて質の高い外壁塗装をする方法 をプロの視点で解説します。
1. 外壁塗装の費用を安くする7つのポイント
① 相見積もりを取る(複数の業者を比較する)
塗装業者によって価格設定が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要 です。
- 最低3社以上 から見積もりを取得する
- 極端に安い業者は 手抜き工事 のリスクがあるので要注意
- 見積もりの内訳(足場代・塗料代・施工費など)を細かくチェックする
- オンラインの比較サイトを活用 し、評判や口コミをチェックする
同じ工事内容でも、業者によって価格に差があることは珍しくありません。適正価格を知るためにも相見積もりは必須です!
② 足場を組む工事をまとめる(屋根塗装も同時に!)
外壁塗装の工事費用のうち、約20~30% は 足場代 が占めています。
そのため、
- 外壁塗装と屋根塗装を同時に施工する
- 雨樋修理・防水工事・シーリング補修など、足場が必要な工事をまとめる
これによって 足場を一回組むだけで済み、コストを削減 できます。
③ 塗料の種類やグレードを見直す
塗料にはさまざまな種類があり、耐久年数が長いものほど高額 になります。
塗料の種類 | 耐久年数 | 費用の目安 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 5~7年 | 安い |
ウレタン塗料 | 7~10年 | やや安い |
シリコン塗料 | 10~15年 | 標準的 |
フッ素塗料 | 15~20年 | 高い |
無機塗料 | 20~25年 | 最高額 |
コストを抑えつつ、耐久性を確保するなら シリコン塗料 が最もバランスの取れた選択です。
また、
- 日当たりの良い部分は高耐久の塗料を使用
- あまり劣化しない部分はグレードを下げる
といった工夫をすることで、さらにコストを抑えることができます。
④ 塗布量が適正か確認する
塗装工事では、適正な塗布量を守ることが重要 です。塗料メーカーが定める塗布量を守らないと、
- 耐久性が大幅に低下する
- 塗膜が薄く、早期剥離の原因となる
- 保証の対象外になることがある
施工後に塗膜が薄くなりすぎていないか、業者に確認しながら進めることが大切 です。
⑤ 適切な材料を選択する(業者任せにしない)
塗装業界では、業者でも無知な人が多いのが現状 です。そのため、
- メーカー指定の下塗り材を正しく選んでいるか
- 外壁材に合った塗料を使っているか
- 適切な希釈率で塗料を使用しているか
などを確認し、必要に応じてメーカー公式の情報を調べることも大切 です。
⑥ 自治体の助成金・補助金を活用する
自治体によっては、外壁塗装に対して 助成金や補助金 を用意している場合があります。
- 川崎市でも、省エネや耐久性向上を目的としたリフォーム助成制度がある可能性あり
- 市役所や自治体の公式サイトで最新情報をチェックする
- 助成金を受けるには事前申請が必要な場合が多いので注意
これらを活用することで、数万円~数十万円の節約 が可能です!
⑦ 信頼できる業者を選ぶ(価格と品質のバランスを考える)
業者選びの際、地元の業者に限定せず、近隣県の優良業者も含めて検討 しましょう。
- 建設業許可を持っている業者を選ぶ (信頼性の高い業者の目安になる)
- オンラインの口コミや施工実績をチェック
- 保証内容やアフターサポートを確認
- 訪問販売などの激安業者には注意!
全国対応の業者はコストが高くなりがちですが、近隣県の評判の良い業者を選ぶことで、コストを抑えつつ質の高い施工が可能 です。
3. まとめ:賢く外壁塗装を安くする方法
✔ 相見積もりを取って適正価格を把握する ✔ 足場が必要な工事はまとめて依頼し、費用を削減する ✔ 塗料の種類を調整し、コストと耐久性のバランスを取る ✔ 適正な塗布量を確認する ✔ 適切な材料選びを業者任せにしない ✔ 自治体の助成金を活用して費用を節約する ✔ 信頼できる業者を選び、建設業許可を持つ近隣県の業者を検討する
外壁塗装は、知っているかどうかで数万円~数十万円の差 が出ることもあります。
一級塗装技能士としての経験からも、安さだけで選ぶのは危険ですが、適切な工夫をすれば費用を抑えながら質の高い塗装が可能 です。
「できるだけコストを抑えて、安心できる外壁塗装をしたい!」という方は、ぜひ今回のポイントを参考にしてください!
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